コーキングはどのくらいの頻度で修理する必要があるのでしょうか。
今回はコーキングの寿命と修繕費用について紹介していきます。

□コーキングの寿命
コーキングの寿命はおよそ5年から10年と言われています。
使用している原料にもよりますが、大体このくらいです。
コーキングには弾性力を持たせる成分が含まれています。
この成分の寿命が5年から10年なので、この期間を過ぎるとコーキングは弾性力を失っていき、修理が必要になります。
弾性力を失うことはさまざまな劣化症状を引き起こすことにつながります。
劣化症状の例として、ひび割れ、破断などが挙げられます。
ひび割れは放置すると雨水が家の中に入ってきて、ひび割れがさらにひどくなります。
雨漏りの原因となるのがひび割れです。
破断はひび割れがさらにひどくなり、穴が開いてしまった状況のことです。
これらの劣化症状を防ぐためにもコーキングは定期的にメンテナンスしましょう。
コーキングのメーカーはコーキングの厚みが10mm、幅が10mmを維持することを推奨しています。
これを維持できていないと前述の劣化症状を引き起こす可能性があります。
□コーキングの修繕費用
コーキングの修繕費用は工法や種類によって違います。
工法は打ち換えと増し打ちの2種類があります。
打ち換えは元のコーキングを完全に取り除き、新しくコーキングを打つという方法です。
メリットは完全に新しいコーキングのため、耐用年数が完全に復活することです。
デメリットは費用が比較的高いことです。
打ち増しは古いコーキングはそのままに、上から新しいコーキング剤を打つと言う方法です。
古いコーキングを取り除くと言う作業がない分、工事期間が短く、費用が抑えられることがメリットです。
デメリットは耐用年数が短いことです。
2階建ての住宅を打ち換えでコーキング修繕をした場合、足場代などを合わせて32万円から45万円ほどが相場です。
2階建ての住宅を増し打ちでコーキング修繕をした場合、足場代などを合わせて24万円から37万円ほどが相場です。
種類によっても費用は変わります。
コーキング剤が1液型か2液型かによっても違いますし、水性アクリル、ウレタン系、変性シリコンなどの種類によっても違います。
基本的に耐久性が高かったり、耐用年数が長くできたりするコーキング剤ほど金額は高くなります。
□まとめ
今回はコーキングの寿命と修繕費用について紹介しました。
建築塗装については当社にご相談ください。