雨漏りと漏水の違いとは?見分け方や対処法についてご紹介

お役立ち情報

建物の不具合としてよく起きるのが、水のトラブルです。
具体的に「雨漏り」や「漏水」などの言葉をよく耳にしますが、そもそもこの両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
よく混同されがちな言葉ですが、意味や症状、発生する原因は大きく異なります。
水のトラブルに適切に対処するためにも、今回は雨漏りと漏水の違いや対処法についてご紹介します。

□雨漏りと漏水の違い

「雨漏り」とは、屋根や天井から雨水が侵入してくることを言います。
また、その雨水を指す場合もあり、外部からの水の侵入によるトラブルは、雨漏りによるものです。
ポタポタと少しだけ漏れてくることもあれば、まるで水道の水のようにダダ漏れになることもあります。

一方で「漏水」とは、水が漏れることを指しており、多くの場合は水道管が破損して水が漏れてきている時によく使われます。
内部・外部には関わらず、主に人為的なミスによる水のトラブルは漏水によるものです。

症状を見ただけでは、雨漏りと漏水のどちらかの見分けが難しい場合があります。
例えば、壁に水の染みを発見した場合や水滴が垂れているのを見つけた場合、場所によっては判断が難しいこともあるので、専門会社に調査依頼を出すことをオススメします。

□雨漏りや漏水を放置する危険性や対処法

雨漏りと漏水は、原因こそ異なるものの、両方とも水のトラブルであるため、すぐに対処しないと建物にさまざまな悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
建物の強度低下や精密機械の故障による二次被害など、重大なトラブルを招く可能性もあるので、適切に対処することが求められます。

具体的な建物への影響は、以下の通りです。

・壁やクロスにシミができる
・壁やクロスが剥がれ落ちる
・モルタル部分の強度が低下する
・鉄部にサビや腐食が起きる
・異臭やカビ臭さなどを感じる
・精密機械の故障

この中でも特に、鉄部のサビ・腐食や、建物に使用される建材であるモルタル部分の強度低下などは、深刻な被害を招く可能性があります。
また、異臭や水溜り、水滴が落ちている状態のまま放置していると、健康被害を招くこともあるでしょう。

そのため、雨漏りや漏水を発見した場合は、被害拡大を防ぐためにも応急処置をすることが重要です。
例えば、水滴が落ちてくる場所にバケツを置いたり、水が滲み出てくる箇所に雑巾を置いたりと、状況に合わせて適切に対処しましょう。

□まとめ

雨漏りや漏水は、どちらも水のトラブルではありますが、意味や症状は全く異なるものです。
建物内に水分が侵入すると、サビ付きや腐食などの原因になるため、被害を受けないためにも防水工事を行うことをオススメします。
当社では、建物の寿命を延ばすために防水工事も行っているので、何かしらのトラブルにお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

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