屋根塗装で縁切りしないとどうなるの?疑問の方に理由とやり方を紹介します!

お役立ち情報

屋根塗装において本当に縁切りをする必要があるのか疑問を抱えている方も少なくないと思いますが、実は縁切りは雨漏りを防ぐために重要な役割を担っています。
そこで今回の記事では、縁切りをする理由と具体的な縁切りの方法についてご紹介します。
鹿児島市周辺で、縁切りについて知りたい方は必見です。

□縁切りってなぜやるのかを紹介

縁切りとは、屋根の塗料乾燥後に塞がった隙間の塗膜を切り、瓦同士の隙間を確保し水の通り道を作る工程のことを指します。
雨漏りは被害が小さいうちはなかなか気づくのが難しいため、雨漏りに気づいた時には既に被害が拡大していた、というケースがあります。
縁切りを行うことで内部に侵入した雨水が溜まらず、軒先に流れる仕組みになるので雨水を排水できます。

*縁切りを行った場合どうなるのか

屋根の下地の通気性を確保でき、水が軒下に流れるので雨水が一定の場所にとどまりにくくなります。
そのため、雨水による浸透と雨漏りを防ぐことにつながります。

*縁切りを行わない場合どうなるのか

逆に縁切りを行わないと通気性が悪化し、排水がうまく行われないため、水が屋根に大量に溜まってしまいます。
したがって、雨漏りが起こるリスクが上がり、最終的に建物自体の耐久性も下がってしまいます。
また、通気性が悪いため内部にカビが生えてしまうこともあります。

□縁切りの方法って?

現在では、タスペーサーという部材を使って縁切りが行われています。
以前は塗装を行った後にカッターで一つ一つ縁切りを行っていましたが、作業効率が悪いのと、カッターで屋根を傷つける恐れがあるため、現在ではあまり行われていない手法です。

タスペーサーとはカッターといったもので切らず、屋根の重ね目に差し込むだけで縁切りができてしまう部材のことです。
屋根塗装の最初の下塗りが乾燥した後に、タスペーサーを瓦に差し込む方法で縁切りを行います。
カッターで切る必要がないため作業時間が大幅に短縮できるのと、屋根を傷つける心配がないのがメリットです。

しかし一方で、家の大きさにもよりますが1つの屋根を縁切りするのにおよそ1000~1500個のタスペーサーが必要になります。
そのため、3万円~6万円程の費用がかかってしまいます。

□まとめ

縁切りを行うと雨水が軒下に流れるため通気性がよくなり、雨漏りの予防につながります。
しかし一方で、縁切りを行わないと通気性が悪くなりカビが生えたり、雨漏りが起こるリスクが高まったりしてしまいます。
最近では、タスペーサーという部材を屋根の重なり部分に差し込むことで縁切りを行っています。

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