コンクリート打ちっぱなしの建物で補修が必要な状況について紹介します!

お役立ち情報

「コンクリート打ちっぱなし」とは鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物の仕上げの一種です。
構造体であるコンクリートが剥き出しのままで、壁の塗装やタイルも型紙もない状態です。
型枠にコンクリートを流し固まったら型枠を外して、何も手を加えないままの外装・内装の状態で完成となります。
コンクリート打ちっぱなし住宅も他の建物と同様メンテナンスが肝心です。
今回は、コンクリート打ちっぱなしの建物で補修が必要な状況とメンテナンス方法について解説します。

□コンクリート打ちっぱなしの建物で補修が必要な状況とは?

打ちっぱなしコンクリートの建物は、前述の通り生コンクリートを型枠に流し込んで固まった時に型枠を外すといった作業で作られます。
何も手を加えず打ち上がったままの状態の仕上げが、打ちっぱなしコンクリート素地仕上げとなります。
美しい仕上がりを実現するには、高度な技術と繊細な現場管理が必要です。
しかし、高度な技術の上で細心の注意を払っていても、様々な不具合が起きてしまいます。
何も手を加えていない状態のコンクリートは、耐久性や汚れ防止の機能が高くないため、最終的な仕上げ処理を施すことが必要です。
以下のような症状が確認できる場合は、補修が必要になるでしょう。

1つ目は豆板(ジャンカ)です。
コンクリート表面に砂利が露出して空洞ができる症状です。

2つ目は気泡(ピンホール)です。
コンクリート表面に空気が残存し小さな穴ができる症状です。

3つ目は白華現象(はっかげんしょう)です。
正式には「エフロレッセンス」と呼ばれ、ひび割れから浸透した水分とコンクリート中の成分が反応し、表面に流れ出たものを言います。
この症状により美しい美観は大きく損なわれてしまいます。

□メンテナンスはどのように行う?

塗装によってメンテナンスは可能ですが、最大の持ち味であるデザイン性が損なわれます。
メンテンナスする際は以下のようなデザイン性を損なわない工夫を凝らすことが理想的です。

*撥水剤の再塗布

高圧洗浄して表面の汚れを除去した後に、耐水性を高める撥水剤を再度塗布するのが効果的です。

*色付きのクリヤーの塗装

これは、表面を保護のためのクリヤーを塗装する方法です。
クリヤーは少し色が付いたもので塗装することが多く、撥水剤のみで仕上げる場合と違って少々の下地の色違いは目立たなくできます。
しかし、経年劣化による荒れや色あせは隠せないので注意してください。

*打ちっぱなしコンクリート風の塗装

これは、保護のためのクリヤーを塗装する方法です。
この工法は特殊な道具を用いて模様を全面的に「描く」ため、下地の状態に影響されず打ちっぱなしコンクリートを新たに再現できます。

□まとめ

今回はコンクリート打ちっぱなしの建物で補修が必要な状況とメンテナンス方法について解説しました。
コンクリート打ちっぱなし物件は、デザインの自由度の高さやスタイリッシュなイメージから人気が高いです。
一方で、補修やメンテナンス方法に手間がかかるという側面もあります。
当社には、外壁塗装・屋根塗装に関する豊富な経験と実績があります。
鹿児島市周辺で外壁塗装・屋根塗装をお考えの際は、当社までお気軽にご連絡ください。

タイトルとURLをコピーしました