コツさえ掴めば簡単にできる!正しいコーキングの剥がし方

お役立ち情報

建物や設備を設置する際、材料と材料の間にできる隙間を埋めるために「コーキング材」と呼ばれるものを使用します。
コーキングは、建物の防水性や気密性にも関わる重要なものですが、経年劣化した場合は必要に応じて補修・交換する必要があります。
雨漏りや建材の破損を防ぐためにも、メンテナンスは必要不可欠なことだと言えます。
そこで今回は、正しいコーキングの剥がし方について解説します。

□コーキングを剥がすために使う道具

1. バスコークカッター

古くなった三角目地のシール材を取り除くために使用されます。
壁に傷をつけにくいプラスチック製で、安全性にも優れていることから、女性や扱いに慣れていない方でも安心して使えます。

2. ラジオペンチ

通常のペンチとは異なり、先端が細いことが特徴のペンチです。
針金を加工する際に使われ、先端部分はものを掴む役割を担っています。
先が細いため、バスコークカッターと併用しつつ、除去作業を行います。

3. スクレーバー

各種の作業や掃除などに使われ、金属やプラスチックなどでできた薄いヘラ状の刃に、プラスチックや木でできた柄がついたものです。
塗装前の段階で、古い塗料やサビなどを剥がすケレン作業や、しつこい汚れ・ステッカーや壁紙などを剥がす作業に使用されるものです。
また、このほかにもほうきや雑巾など、どこのご家庭にも置いてあるものも使用します。

□コーキングの剥がし方

1. 外壁の状態を確認する

コーキングを剥がす前に、まず外壁が濡れていないかどうかを確認します。
雨や雪が降っている場合、あるいは気温が5度を下回っている場合は、日にちをあらためて行うことをおすすめします。
雨や雪が降っている状態で作業を進めると、コーキングの上から塗る塗料が雨で薄まったり、雨水が落ちて仕上がりが悪くなったりする可能性があります。
また、塗料の乾燥時間も延びてしまうため、良い状態で作業を行うためにも適した条件下で行うのがベストです。

2. コーキングを剥がす

バスコークカッターを使い、コーキングの溝に沿って上下に切り込みを入れます。
次に、剥がれたコーキング部分を摘んで、テープを剥がすような感覚で引っ張ります。
この際、手だけで引っ張るのが難しいのであれば、ラジオペンチを使いながら作業を進めましょう。
残った細かいコーキングに関しては、スクレーバーで綺麗に削り取りましょう。

3. 掃除する

ほうきと雑巾を駆使して、残りカスを綺麗に掃除して、作業は完了です。

□まとめ

ご自身でコーキングを剥がす場合は、バスコークカッターやラジオペンチなどを使用しながら、正しい手順と条件下で作業を行いましょう。
コーキング以外にも劣化が見られる場合、仕上がりを綺麗にしたい場合などは、外壁塗装や他の工事と併せてプロに依頼することをおすすめします。
当社では、外壁や屋根塗装・工事はもちろん、シーリング工事も行なっております。
鹿児島市周辺でメンテナンスをお考えの場合は、お気軽にご相談ください。

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